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2009年11月10日

ぐーぱん! 1巻感想 榛名まお


小さい女の子(年齢的な意味では無いので注意)が好きかといわれると、どちらかというと長身の子のほうが、そして長身なことがコンプレックスな子の方が好きなのですがそれはそれ。
本作品のヒロイン鷲頭未理さんは身長148pというコンパクトサイズながら、その目付きの悪さと理性が飛んだときのヴァイオレンスぶりで周囲の女子たちに恐れられているリトルモンスター。
しかし、本当は寂しがり屋で、ちよっとどころではなく子供っぽいところはある萌え萌えモンスター。
見た目に惑わされてはいけない!心眼を開いてとくと見よ!!


いわゆる萌え4コマなので、属性ベタベタのキャラ造りに関しては許容というか、4つのコマの中でキャラクターごとの持ち味を遺憾なく発揮させるためには割と極端なくらいの味付けの方が良いので、普段ぶつぶつと呟いている萌え属性がどーのこーのというネガティブな意見は封印します。
コマ数をこなすほどにじんわり滲み出てくる持ち味というのは、ある程度のページ数が確保されている作品以外ではなかなか表現できないものがありますし。

しかしこの4コマの素晴らしい点は、主人公の未理こそ「とらドラ!」の大河よろしく実にわかりやすい味付けがなされているものの、サブキャラの二人…特に菜摘の方は最初はただのウザキャラと感じさせて、巻の中盤頃には実は未理を誰より愛しているけど表現が不器用な子と思わせ、しかし終盤に至る頃にはそうした愛情も含めてやっぱりウザイという着地点に落ち着けるというなかなかに高度な技をやっています。
具体的には未理の好きな「マジカルミヨリン」という劇中アニメを巡って、最初は未理をからかっていたりするものの、未理が純粋にそのアニメが好きだと理解すると(実は)お嬢様の財力を陰で活用してミヨリン役の声優さんのサインを貰うチケットを手に入れてプレゼントしたり、未理と唄子にハブられたと勘違いして落ち込んだりと、結構可愛い一面が見えてくる訳です。しかし詰るところはそうした愛情も些か屈折気味な部分に根差しているのが見えてきて、やっぱり菜摘は菜摘か…と。

主人公のわかりやすいキャラクター性でしっかりと読者の心を掴んでおいて、サブキャラの方に回を重ねるごとに滲み出すものを仕込む。なかなか策士よのう。
未理・唄子・菜摘は大抵3人一緒で1セットのキャラクターですが、未理と唄子のべったりした関係に比べると、菜摘と未理には極々僅かではあるものの微妙な距離感があるのも見せ方として面白いです。


そうした作りの巧さが光る反面、キャラクターを少なめに絞り込んでいる事や、作品のテーマも3人娘のコメディに終始している(萌え4コマの基本スタイルですかね?)点など、物語の幅はあまり広くは無いのも事実。
よく言えば作者の手の届く範囲内で手堅く作りこんだ作品とも言えるし、悪く言えば変化が乏しい作品とも言えそう。
キャラクターの方向性がほぼ固まった後どう物語を転がすのかが気になりますね。

個人的には絶賛菜摘応援中なので、未理に意地悪したり凹まされたりしつつ奮闘して欲しい。
馬鹿やって韜晦しているけど実はメンタル弱い子って大好物ですw


ぐーぱん! (1) (まんがタイムKRコミックス)
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posted by クロネンコ at 22:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

機動戦士ガンダムSEED アストレイR 1巻 戸田泰成

MGアストレイも出た事だし、アストレイシリーズでも読むかと思って手に取った本書。作者の戸田先生はチャンピオン紳士にとっては何かと馴染み深い作家さんなので、予備知識とかあんまり無くても入りやすいという理由もある。

ぶっちゃけた話僕はSEEDシリーズに関してはあまり高く評価して無い訳ですが、その一番の理由が監督夫妻の気まぐれによる脚本と微妙なキャラクターデザインであり、メカや世界観に関しては割と好きな部分も。
例えば連合の初期GAT-Xシリーズはどれも好きですし、この作品の主人公気となるアストレイ系列なんかはかなり好きな部類に入ります。反面とりあえずでかい翼背負っときゃいいだろ的な一部のMSはアレですが、それはそれ。
コーディネーターとナチュラルとに二分化された世界観は単純化されすぎという気がしなくも無いけど、反面その単純な構図ゆえに発展性があり、この作品のような外伝を作りやすくなっているのも事実。
これが宇宙世紀だと設定が練りこまれてしまっているぶん割り込む隙があまり無く、外伝的なOVAが作られるたびに年表を少しずつ修正する事をを余儀無くされていたりするわけです。まあ、作品が集中したあまり設定が超過密状態になってしまってるのは1年戦争〜グリプス戦辺りまでで、それ以降は結構発展の余地が残されているんですけどね。


さて、本題。
この漫画を一言で言うと、Gガンダムです。
ロボットアクションである以前にバカアクション。ケレン味最優先で描かれる派手なアクションシーンとやたら濃いキャラクター。アニメの持っていた居心地の悪い生温さとは対極に位置するそれらの要素がこの上なく心地よくて心地よくて、ああ、ロボット漫画って本来こういうものなんだよなととんでもない勘違いをしてしまってるのはここだけの話。
MSが日本刀振り回したり、生身でMSに対抗する爺さんが登場したり、犬がMSを操縦したりとか最高じゃないか。
どうせ嘘を付くなら大嘘を付けというのが信念の自分的にはまさに一本取られたー!という感じなのですよ。
アストレイ自体が軽装甲で人体のアウトラインに近いデザインのため近接戦闘を中心にした派手なアクションがやたら似合うし、主人公ロウの単純バカぶりもプラスに作用している。

ただ、展開が細切れというか、結構場面と場面が飛ぶのがなんとも気になるというか、あっけないと感じるペースでエピソードが消化されていくのは気になった。ヘリオポリスで遺棄されていたアストレイを巡ってサーペントテイルと争ってから、一応の和解に至るまでの流れが微妙に飛ばされていたし、アニメのコミカライズ作品ならともかくも、漫画オリジナルでこれは…と感じたのですが、どうやらときた先生が執筆した本筋の方と併読しないといけないようですね。
なんとも商魂たくましいことで…。
とりあえず戸田版を読了してから考えるとしましょう。

それにしても怖いのは、この漫画読んでるとガンプラのアストレイシリーズを揃えたくなってしまう事なんですよね。
今手元にあるのはMG版のブルーフレームセカンドりバイとHG版のノーマルブルーフレームのみ。しかし系列にはまだレッドフレームやゴールドフレーム、グリーンフレームにミラージュフレームと、色々あるだけに厄い。
バンダイの罠に嵌ってしまったか…。


機動戦士ガンダムSEED ASTRAY R (1) (角川コミックス・エース)
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posted by クロネンコ at 21:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月08日

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第31話 感想

「520センズの約束」

軍服を脱ぐとなんかどこぞの若旦那風なロイにふいたw
やはり軍服は人を厳しく見せる効果があるんだと納得。
この世界の貨幣が現代日本の貨幣になんとなく似ているのもなんか微笑ましいな。
材質が同じなんだろうなきっと。


さて、今回は特に大きな展開がある訳でなく、淡々と次なる展開に向けた下準備がなされていく感じでした。
ロイの部下達の再配置、キンブリーの出所、そしてスカーの暗躍。
マルコーさん死んだ戸ばかり思っていたけど、生かしてもらってたのか。でも顔の表面だけ破壊とか既に拷問レヴェル。
顔を隠して逃げるためとマルコーの罪を考えると致し方ないかもしれないけど、冷静に考えると相当悪辣な意趣返しにも思えてならない。
まあ、かなり粘着質っぽいキンブリーがマルコーを狙っている現状、まだまだ苦難は続きそうです。
というか、どうでもいいんだけどキンブリーの錬金術、時限爆弾を出現させたりとかなんかスタンド能力みたいだなあ。
単純な術のぶつかり合いよりもトリッキーなバトルが期待できそうな気もするが…さて。
どうせなら時間を爆発させるとかだったら面白いのに。


物語はセントラルから北へ。
もう完璧に原作未読世界なので、ちょっとワクワクしてますよ。


鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 感想記事まとめ



posted by クロネンコ at 21:51 | Comment(0) | TrackBack(5) | アニメ感想 edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

うみねこのなく頃に 第19話 感想

「episode W−T end game」

おんやぁ?北風と太陽作戦でベアト様完全復活かと思ったのに、バトラに対してちょっと態度が変だよ…何故?
別にベアト様とまでフラグ立てなくても良いじゃないかという気がしなくも無いが、まあそれはそれ。
今回から新章、それも回答編らしいのでいろいろと期待は高まっています。
まずは前回から登場の縁寿さん。すげえな、ここまでかわいげの無い女の子キャラは初めて見た。
しかしそれがまた良いと言うか、安易にデレデレさせて欲しくない逸材ですね。露骨な萌えキャラは萎えるので…って、こういうかわいげのないのも萌え属性の一つか。
もはや何でもアリ…。

小此木とかどこかで見たような人物が登場したのには笑った。スターシステムなのか、それともあちらの世界の延長線上の物語なのかはわかりませんけど、どうせならもっと懐かしい面子が出て来てくれると嬉しい。
現時点では梨花ちゃまと、鷹野三四を幼女化したようなのと、小此木の3人…。
原作ゲームの方ではもっと出てきているかもしれないけど、まあ原作云々名話にはどの道付いていけないので保留。


ともあれ縁寿の登場で、そもそも金蔵がすでに死んでるという前提だと人数的に矛盾が無くね?という話が出てきて、物語は新展開へ。まあ画面の中では普通に生きた姿で登場してクラウス達の前でなにやら意気軒昂ぶりを披露していますが、このアニメは目に見えるものがすべてでは無いし答えでもないので、どう書き換わって行くか見守りましょう。



うみねこのなく頃に 感想記事まとめ


posted by クロネンコ at 20:13 | Comment(2) | TrackBack(1) | アニメ感想 edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シスコン兄貴登場で更なる迷走か?『めだかボックス』

ジャンプ50号、めだかボックス26箱感想です。

めだかちゃんのおにいちゃんが部分的にギリギリ対話可能な人で安堵した。とは言えその逸脱したシスコンぶりは実の妹であるところのめだかちゃんにとっては結構嫌なものなのは間違いないだろう。なまじ身内だけに許せない異物というものが世の中にはあって、多少のキモ属性も他人ならば人生いろいろ属性もいろいろと鷹揚に構えていられるが、これがこと親兄弟となるともう駄目。こんなキモ属性の血が自分のうちにも流れているのかと思うと鬱病になりそう。
たから、めだかちゃんが兄に会いたくないというのはなんとなく判る。

だけど、人吉はどうなんだろう。どんなにキモくても所詮他人であるからして、まーたはじまったよと構えていても問題ないし、そこまで苦手意識持たなくても良いんじゃないかと思うんだけど。
もしかして過去におにいちゃんに言われた言葉が胸に刺さってて、なんとなく会いづらいとかだったのかな。


さて、それはともかく。
久しぶりの再会で錯乱しためだかちゃんが厄い。


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まあ、ツンデレは判る。でもニャル子さん並の偽装ツンデレだよねこれは。
真性ツンデレは人吉の方じゃないのか?


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…これヤンデレなのか?こんな饒舌なヤンデレ、先生は認めませんよ。
ヤンデレとはもっと言葉少なくあるべきで、行動とパーカライズド加工された如くの光沢の無い瞳で物語るべきだと思うんだぜ。


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…素直クールってまた懐かしいなオイ。
先生の中では素直クールってなぁ、基本的に自分の感情はあまり表に出さないものと定義付けられているんだが…?
めだかちゃんの微妙にポイントを外した属性が怪しすぎるぜ…ッッ!



まあ、おにいちゃんは自分では何も出来ない人ではあるものの、他人をマネージメントする事にかけては超人というちょっと斜め上な人です。他人をマネージメントすると言う事は、つまり対象のコンディションから基本仕様まで完璧に把握できる才能をもっていると言う事であり、露骨に言えば全てを見透かされているようで嫌な気持ちになってしまう訳ですね。
だからめだかちゃんは故意に怪しい属性キャラを作って韜晦しようとしたのではなかろうか。そう思えばあのポイントを外した偽装属性もなんとなく納得できる。
もっとも、それでも完璧に見透かされていた訳ではありますが。

ついでに思うところを書くと、相手のパラメータを分析するだけの能力ならば、例えどんなに耳が痛いことでも真実なんだから仕方ないと思えなくも無いけど、ここにマネジメント能力が加わると、世にも厄介な嘘も方便、豚もおだてりゃ木に登る…みたいな要素が入ってくる。だから吐き出される台詞は誠かそれとも発破をかけるための嘘かよく判らないという薄気味悪さが…いや、薄気味悪いとすら感じさせないのがマネジメントの極意か。
ともかくこの人の真意が見えないから困る。

まあとりあえずはフラスコ計画に関与していた事と、その代償として内臓をかなりの量失ったことと、彼が真性のシスコンであることだけは真実だと思いたい。
友情・努力・勝利ではなく


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妹・妹・妹と言い切れる猛者はそうそういないだろう。たぶん他には緒方一郎太巡査くらいじゃなかろうか。
ともかく今はその言葉を信じるしかない。
しかし妹に対する愛情じゃなくて偏愛で最強に育てるという辺りがこの漫画らしいと言うか、なんというか。
大切なのは結果であって動機では無い…ってか。


余談だがシスコンおにいちゃんに褒められた人吉のツンデレぶりにふいたww
もうヒロイン人吉でいいんじゃね?




posted by クロネンコ at 12:28 | Comment(0) | TrackBack(4) | ジャンプ系 edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする